FI報知新聞社杯争奪戦(FI)

2020年4月1日(水)・4月2日(木)・4月3日(金)

決勝想定メンバー

「報知新聞社杯争奪戦(FⅠ)」は4月1日から3日間の開催。S級戦はGⅠ6Vに加えて、グランプリを2度制している近畿のカリスマ村上義弘(京都・73期)と、競輪界初の早期卒業後、無傷の18連勝を決めた寺崎浩平(福井・117期)が、決勝でタッグを組む事になれば強力本線を形成出来る。予選スタートからになるが、近況動きの良さが目立つのは皿屋豊(三重・111期)。市役所に15年勤めた異色の経歴を持つオールドルーキーとして注目された好素材が本格化。阿竹智史(徳島・90期)も自在脚が冴えており、優勝争いを演じる1車なのは疑う余地無し。A級戦は傑出者不在で波乱の雲行き。

主力選手

18連勝中の寺崎浩平が登場

村上義弘(京都・73期)

村上義弘(京都・73期)

 言わずと知れた近畿のカリスマ。虫垂炎の手術をした為、今年初の特別競輪だった全日本選抜(GⅠ)から欠場していたが、地元の向日町(FⅠ)で復帰すると、3日連続で目標にした古性優作(大阪・100期)とワンツー。初日特選こそ交わせなかったが、準決勝と決勝ではきっちり差し切ってみせた。今回まで中8日の久留米(GⅢ)準決勝は、前を任せた藤井栄二(兵庫・99期)が赤板過ぎ先行態勢に入り、終4角は絶好の流れとなったが、まさかのハコ5。それでも最終日の特選では、ジャン前から逃げた筒井裕哉(兵庫・89期)の男気に応え、直線一気に抜け出して終日の1勝を飾る。今節も気力を振り絞りシリーズリーダーの重責を担う。

阿竹智史(徳島・90期)

阿竹智史(徳島・90期)

 全ての決まり手を網羅する四国屈指のオールラウンダー。3月は西武園(FⅠ)決勝で、ジャン前から逃げた伊藤成紀(大阪・90期)を捲って圧勝すると、いわき平(FⅠ)決勝では、小原佑太(青森・115期)—櫻井正孝(宮城・100期)のジャン前先行を、2角捲りで仕留めて連続V達成。今回まで中8日の久留米(GⅢ)でも、勢いそのままに優出。「中3日での参戦なので、いつもは得意な中間速がしんどい。前回もそうだけど、連続優勝は意識していません」と語り、竹内翼(広島・109期)—久米康平(徳島・100期)の3番手回りを選択も、勝負所で最後方に置かれて4着まで。それでも引き続き好調なのは明らかだ。

皿屋豊(三重・111期)

皿屋豊(三重・111期)

 近況各地で力強い走りを披露しており、今回まで中11日の平塚(FⅠ)でも優出。予選はジャン過ぎ先行態勢に入ると、そのまま逃げ切って首位発進。「まだ年齢的な焦りも無いし、皆が通る道だと思うから、中部の先頭で積極的な走りをして、周りに認められる選手になりたい」との事。準決勝は6番手から踏み上げたが、3番手から先捲りを打った松坂洋平(神奈川・89期)—桐山敬太郎(神奈川・88期)を捕らえられずに3着止まり。「何とか勝ち上がれたけど内容が…。決勝は単騎で自力勝負します」とコメント。最後方から仕掛けるも4着まで。しかし、車の進みは良かっただけに、好調キープでの参戦なら、そろそろS級初Vも。

A級選手

中野雄喜(京都・111期)

中野雄喜(京都・111期)

 S級だった前期後半の伊東(FⅠ)や、向日町(FⅠ)では決勝進出を果たしたが、最終戦の防府(FⅠ)で落車してしまった為、降級初戦の和歌山(FⅡ)は3日続けて大きな着を叩くも、その後はしっかりと立て直して優出を決めている。前々回の奈良(FⅡ)ミッドナイト準決勝では、最終ホームでハナに立ち、自力に転じた佐藤佑一(岩手・92期)に捲られはしたものの、踏ん張って2着をキープ。決勝はジャンから先行態勢を築くと、3番手を確保した晝田宗一郎(岡山・115期)の捲りを併せ、マークの富永益生(愛知・66期)を振り切り、宮内善光(群馬・88期)の中割りも凌いで、今期初勝利を逃げ切りVで飾った。

渋谷海(北海道・113期)

渋谷海(北海道・113期)

 チャレンジ戦で6Vを達成して、前期A級2班へ昇格すると、いきなり弥彦(FⅡ)で決勝進出を果たし、9車立への適応能力を示した。今期に入ってからは3場所連続で優参を外したが、2月末の立川(FⅠ)前検日に話を聞くと「調子がイマイチだったのもあるし、その上、333バンクの実戦経験が少ないので、前回の松戸(FⅠ)は散々な結果に。今回は気持ちを切り換えて」と語り、予選はジャン過ぎ先行で逃げ切る。「後ろの指示通り走れたし、出切ってからは自分のペースに持ち込めた。不安な部分もあったけど、1走した感じは良いです」と言い、決勝では同期の薦田将伍(愛媛・113期)を7番手捲りで仕留め1・2班戦初Vを飾った。

※この記事は2020年3月30日時点の内容となります。