FI第15回 神静民報社杯争奪戦

2020年1月8日(水)・1月9日(木)・1月10日(金)

決勝想定メンバー

「神静民報社杯争奪戦(FⅠ)」は1月8日から3日間の開催。2020年初の小田原競輪で、S級戦のシリーズリーダーと目されるのは、南関屈指の機動力を持つ渡邉雄太(静岡・105期)。援護役の伊勢崎彰大(千葉・81期)や、大塚玲(神奈川・89期)と力を合わせて外敵を一蹴するか。但し、他地区からも宮本隼輔(山口・113期)、不破将登(岐阜・94期)、池田勇人(埼玉・90期)、中井俊亮(奈良・103期)などの力ある自力型が参戦予定。A級戦は期初めだけに、S降りの選手達が得点上位を占めるも、安易に点数だけで判断して車券を買うと痛い目に遭いそう。予選スタートの若手が高配当を演出するシーンも考えられる。

S級主力選手

小田原競輪の新年初Vは誰?

渡邉雄太(静岡・105期)

渡邉雄太(静岡・105期)

 グレード戦線で活躍する静岡№1の自力型。連覇を目指して参戦した先月の伊東記念(GⅢ)前検日には「調子は悪くないと思うけど、もうちょっとって感じですね。でも、練習は出来ているし、仕上がりは普通。単騎で自力勝負します」と言い、迎えた初日特選だったが、最後方に置かれてしまい8着。「レースを動かそうと思って1回斬ったけど、結果的に力を出せずじまいだったし、その分も2日目以降は出し切りたい」と語り、二次予選Aと準決勝は3番手を取り切って優出。決勝は前団から先捲りを打った三谷竜生(奈良・101期)—村上義弘(京都・73期)を捕まえ切れずに3着止まりも、今節のV候補筆頭なのは疑う余地無し。

宮本隼輔(山口・113期)

宮本隼輔(山口・113期)

 デビュー後、僅か半年ちょっとでS級選手の仲間入りを果たすと、前々期は富山(FⅠ)、佐世保(FⅠ)を制して勢い加速。前期は初の記念参戦だった大垣(GⅢ)で、いきなりV奪取に成功した。しかし、名古屋オールスター(GⅠ)で初めて特別競輪に出場すると、4日目の一般で1勝こそ挙げたが、少し歯車が狂い出す。小倉競輪祭(GⅠ)の前検日には「3度目のGⅠ。前2回は気負いがあって全くダメでしたからね。リラックスして臨めたらと思います」と抱負を語るも、最終日の一般が7着だった以外、前4走はオール9着と苦汁を嘗めた。2年連続で赤パンツ(S級S班)を穿く同学年の清水裕友(山口・105期)は練習仲間。

不破将登(岐阜・94期)

不破将登(岐阜・94期)

 2018年の11月にホームバンクの岐阜(FⅠ)で、S級初Vを決めた後、暫く優勝から遠ざかっていたが、前期は名古屋(FⅠ)、岐阜(FⅠ)、佐世保(FⅠ)を制すなど、各地で抜群の動きを見せた。3場所前の別府記念(GⅢ)では初日特選にシードされるも、二次予選Aで落車してしまい途中欠場。広島記念(GⅢ)の前検日には「怪我は大した事がなかったので、すぐに練習を再開しました。藤原誠(岐阜・69期)さんに太鼓判を押されたし、自信を持って走りたい」と語ったが、残念ながら一次予選敗退。しかし、2日目の選抜は捲って快勝。最終日の選抜も捲りで1着と差の無い2着に入り、まずまずの動きを披露した。

A級主力選手

巴直也(神奈川・101期)

巴直也(神奈川・101期)

 2016年の後期振りにA級戦を走る事になってしまったが、まだまだ老け込む年齢ではないし、S級復帰へ向けて地元で好成績を残したい。位置取り重視のレースを心掛けていた時期もあったが、またバック数を増やしており、カマシや捲りの威力には定評がある。防府(FⅠ)、伊東(FⅠ)と中3日続きで疲れが心配されるものの、今回を含め3連続で333バンクを走れるのは好材料。それぞれ特徴はあるが、同じ短走路だけに仕掛け所は掴めているはず。予選から能代谷元(神奈川・111期)や、内山雅貴(静岡・113期)などが勝ち上がってくれば、絶好の目標を得る可能性もありそうで、優勝争いを演じる1車なのは間違いない。

佐々木堅次(福島・113期)

佐々木堅次(福島・113期)

 当地(FⅡ)でデビュー後、1年半が経った積極先行型。特別昇班には縁が無かったが、前々期はチャレンジ戦で5Vを達成して、前期から1・2班戦に戦いの舞台を移した後も、コンスタントに決勝へ駒を進めている。3場所前の川崎(FⅠ)前検日に話を聞くと「体調は変わらず問題ありません。点数は上がって来たけど、もう少し先行出来るようにしたいし、内容良く走りたい」と語り、その言葉通りに連日主導権を握って優出を決めた。まだまだ組み立て面に荒削りな部分があるのは確かで、A級2班の為、予選スタートのハンデはあるが、ポテンシャルが高いのは間違いなく、果敢なレース運びでV戦線に名乗りを上げる。

※この記事は2019年12月27日時点の内容となります。