FII東京スポーツ杯

2020年5月30日(土)・5月31日(日)・6月1日(月)

決勝想定メンバー

「東京スポーツ杯(FⅡ)」は5月30日から3日間の開催。オール7車立の12レース制で行なわれる。1・2班戦は勝ち上がったメンバー構成次第で、優勝争いは一変しそうな気配だが、特別昇班後、初戦の弥彦(FⅡ)で予選、準決勝を逃げ切った原田亮太(千葉・115期)が決勝へ駒を進めれば、絶好の番手回りとなる花田将司(千葉・99期)に流れが向く。小島歩(神奈川・97期)も南関連係から地元Vへ全力。第2勢力は伊藤稔真(三重・111期)—山田裕哉(岐阜・98期)の中部か。チャレンジ戦はいつも通り若手の力比べ。井坂泰誓(大阪・115期)、荒木貴大(埼玉・115期)、伊藤奎(福島・115期)の同期対決が見物。

主力選手

布陣充実の南関ライン本線

伊藤稔真(三重・111期)

伊藤稔真(三重・111期)

 前期は兄(裕貴・100期)と共にS級の舞台で戦ったが、今期はA級へと逆戻り。しかし、来期はS級2班への復帰が決まっている自力型。今年は1月の岐阜(FⅡ)と豊橋(FⅡ)ミッドナイトを連覇するなど、好スタートを切った。4月の和歌山(FⅡ)でも逃げ切りVを決めており、今シリーズも優勝争いを演じる1車。中12日の小倉(FⅡ)ミッドナイトでは、目立った活躍は出来ずに優出も外したが、師匠が浅井康太(三重・90期)という事もあり、練習環境は抜群。昨年10月に当地(FⅠ)を走った時は、3日続けて大きな着を叩いてしまったが、決まり手の7割が逃げなのは、短走路でプラスに働く可能性が高い。

花田将司(千葉・99期)

花田将司(千葉・99期)

 北海道籍の選手としてデビューしたが、その後、千葉へ移籍。来期は初のS級入りが決まった自在型。今期の初陣だった玉野(FⅡ)ミッドナイト決勝では、佐藤雅春(宮城・94期)の捲りに乗って直線一気に抜け出しV発進。2戦目の別府(FⅡ)決勝は、赤板過ぎから先行態勢を築いた笠松将太(埼玉・100期)の番手回りで、絶好の展開を物にして連続優勝。最高のスタートを切った。しかし、近況の決まり手が示す通り、自力勝負の時は苦戦するケースも。今回まで中6日の豊橋(FⅠ)などがそれに当てはまるが、決勝で原田亮太(千葉・115期)との連係が叶えば、終4角を番手で通過する確率が高く、あとは差すだけ。

原田亮太(千葉・115期)

原田亮太(千葉・115期)

 競輪学校には4回目の受験で合格したが、在校中の記録会ではA評価(持久力、スピード共に優秀)を2度獲得。昨年7月に松戸(FⅡ)でデビュー戦を迎えると、8開催連続で決勝進出と順調な滑り出しだったが、9場所目の玉野(FⅡ)準決勝で先頭員早期追い抜きを犯して痛恨の1着失格。その後、約4ヶ月間、ペナルティーで斡旋を止められてしまう。しかし、今年3月の松戸(FⅡ)でレースに復帰すると、逃げ切り3連発で初優勝。松阪(FⅡ)、奈良(FⅡ)ミッドナイトでも完全Vを飾って特別昇班に成功。配分が無かった間に、師匠である中村浩士(千葉・79期)の下、充実した練習を積んだのは疑う余地無し。

A級3班戦チャレンジ選手

井坂泰誓(大阪・115期)

井坂泰誓(大阪・115期)

 学生時代は大学まで野球一筋だったが、自信を持つ運動神経と体力を武器に競輪選手の道へ。昨年7月にデビューすると、前期は落車などもあり、優勝は出来なかったが、今年2月の奈良(FⅡ)ミッドナイトで3連勝を決めて初V達成。その直後に参戦した当地(FⅡ)でもピンピンで優出。決勝は逃げ切った松坂侑亮(神奈川・115期)の強さだけが際立ったが、小田原バンクとの相性は悪くなく、松戸(FⅡ)ミッドナイトも完全Vだったように、短走路で好成績を残す事が多い。3月末に小倉(FⅡ)ミッドナイトを走り終えた後、開催中止が続いた為、約2ヶ月振りのレースとなるが、練習十分での参加が予想される。

荒木貴大(埼玉・115期)

荒木貴大(埼玉・115期)

 高校時代はJOCジュニアオリンピックのポイントレースで優勝するなど、競技実績は豊富だったが、5度目の試験でようやく競輪学校に合格。「先行で1着を取る事」を目標に掲げて昨年7月にデビューしたが、今年の2月までは優勝0となかなか結果が出なかった。しかし、3月の大宮(FⅡ)で捲り3連発。初Vをホームバンクで決めると、勢いそのままに奈良(FⅡ)ミッドナイトは3日連続で逃げ切り勝ち。特別昇班を狙った中3週間の玉野(FⅡ)では、その開催で優勝した増成富夫(岡山・66期)に準決勝で捲られてしまったが、着実にパワーアップしているのは確か。通算3回目のVを目指し当地に乗り込んで来る。

※この記事は2020年5月22日時点の内容となります。