ここから本文です

レース展望

報知新聞社杯(FI)
2017年7月26日(水)・27日(木)・28日(金)

「報知新聞社杯(FI)」は7月26日から3日間の開催。S級戦には全国各地から好メンバーが集結するが、直近4ヶ月の競走得点最上位は南修二(大阪・88期)。言わずと知れた輪界屈指の仕事人だ。ネームバリューなら機動パワー健在の小嶋敬二(石川・74期)。山田義彦(埼玉・92期)や山田庸平(佐賀・94期)の自在脚もV圏内だし、根本哲吏(秋田・97期)と坂本周輝(青森・100期)が共に決勝へ勝ち上がれば、東北作戦が決まる可能性も。地元の牙城を護りたい東龍之介(神奈川・96期)が、どういう立ち回りを見せるのかにも注目が集まる。A級戦にも井上公利(宮城・93期)や菅原裕太(静岡・100期)など、力のある自力選手が多く、激しい優勝争いが演じられる事は間違いない。


  • レースプログラム
  • 出場予定選手
  • 場外発売情報

S級主力選手

仕事量豊富な南が乱戦を断つ
南  修二(大阪・88期)
 先月、地元岸和田で行なわれた高松宮記念杯(GI)の西・一次予選、マークした山田久徳(京都・93期)がジャンから発進すると、ホームで巻き返して来た吉田敏洋(愛知・85期)を、1センターで強烈に押し上げて落車させ失格。その上、自身は直線で中を割りに行き落滑入。今年最大の目標だった開催を最悪の形で終戦。しかし、競走スタイルがブレる事は無い。今回まで中1週間のサマーナイトフェスティバル(GII)予選は、ジャン過ぎ飛び出した根田空史(千葉・94期)が一人旅も、第2先行の格好となった松岡健介(兵庫・87期)を追って2着。「根田君のスピードが違っていたが、諦めずに前へ踏んでくれた松岡さんのおかげ。自分の調子もまずまずです」と振り返った。2月向日町(FI)以来のVを目指す。
山田 義彦(埼玉・92期)
 前々回の久留米記念(GIII)準決勝、同門の先輩である輪界最強のオールラウンダー平原康多(埼玉・87期)マークを選択すると、きっちり喰い下がり、2着を確保して優参を果たしたが、決勝で稲垣裕之(京都・86期)に蛇行されて落車。中1週間のサマーナイトフェスティバル(GII)前検日に話を聞くと「尻の擦過傷と打撲が酷く、痛くて痛くて厳しい状態でした。それにエース機だったフレームが壊れてしまったから、今回は他の物を使うし、それがどうか…」との事だったが、その不安が的中して予選8着。「ホームで出切れればチャンスはあったんですけどね。調子は良くないが、頑張るしかないので」と語るも、残り2日も確定板には乗れず。どこまで立て直せているか、初日特選の走りに注目したい。
山田 庸平(佐賀・94期)
 昨年11月に地元の武雄(FI)で嬉しいS級初Vを決めると、今年4月の向日町(FI)で2度目の優勝。今期はS級1班格付けとなり、戦法も似ている兄・山田英明(佐賀・89期)の背中を追い掛ける。先月、福井(FI)の準決勝では、十八番の捲りを決めて1着を取ったが、その開催を終えると佐世保(FI)と久留米記念(GIII)を病気欠場。復帰戦だった前回サマーナイトフェスティバル(GII)前検日に「腰痛で休んでいたんですが、まだ少し影響はありますね。でも、333バンクは得意な方だと思う」と語った。その開催での最高着順は、前を任せた松岡貴久(熊本・90期)が、吉田拓矢(茨城・107期)後位でイン粘りに出た最終日一般の3着も、3日連続で番手回りのレース。今節は自力で活路を開く。
根本 哲吏(秋田・97期)
 今年初戦の岸和田(FI)、2戦目の松山記念(GIII)で優参を果たし、3戦目の前橋(FI)では逃げ切って優勝を飾るなど、幸先の良いスタートだったが、3月の広島(FI)準決勝で落車してしまい、3ヶ月弱の間、戦線離脱。今シリーズまで中1週間のサマーナイトフェスティバル(GII)で近況を聞くと「3月に落車した時、右鎖骨を折ってしまったけど、もう体に入れていたワイヤーも抜いたし、状態は大分上向いています。333バンクは普段練習で使っている六郷と一緒なので、走り易いから好きですよ」との事。伊東では好成績を残せなかったが、先月の富山記念(GIII)では、一次予選と3日目の選抜で逃げ切りを決めており、同じ短走路の小田原だけに、好走する可能性は高いと判断したい。

A級主力選手

井上 公利(宮城・93期)
 1年間、S級に籍を置いたが、全く通用せずに昨年7月A級へと逆戻り。しかし、大敗続きだった悪い流れを断ち切ると、各地でパワフルな走りを披露。今年はまだ一度も優参を外しておらず、優勝4回・準優勝4回と抜群の成績を残している。前回当地参戦時は、捲りを連発させてピンピンで勝ち上がると、決勝はホームで前団を叩き最終主導権。巧く番手に入った原田泰志(新潟・91期)に差し切られたが、2着に逃げ粘った。今回まで中11日の弥彦(FII)では、準決勝を1着でクリアすると、決勝は単騎戦だったにも関わらず、ジャンから先行態勢を築く。東北別線の宇佐見裕輝(福島・94期)に3番手から捲られて9着に沈んだが、引き続き好調キープと判断して良く、V候補の一翼を担う存在である事は疑う余地無し。
菅原 裕太(静岡・100期)
 それなりに勝ち星は挙げていたものの、前期まで1年半、在籍したS級から今期は陥落。降級初戦の松戸(FI)準決勝では、紀井孝之(岡山・96期)にジャン先行で逃げ切られて8着に沈み、優参を外してしまったが、今回まで中4日の青森(FII)準決勝は、手堅くジャン過ぎの4コーナーで先頭に立ち、3着に踏ん張って決勝進出。当地を走るのは2月に開催された被災地・国際競技支援(GIII)以来だが、その時は最終日の一般で、重倉高史(富山・95期)の先行をジャン過ぎに巧く4番手へ割り込み、2コーナーから捲り上げ、マークした近藤保(千葉・95期)を振り切った。南関のマーク陣には実力者が揃っているだけに、力の出し惜しみをせず、思い切った仕掛けを見せれば、自ずと結果は付いて来る。

※この記事は2017年7月21日時点の内容となります。


ここからカテゴリ内メニューです

お知らせ
イベント・ファンサービス

KEIRIN.JP