FⅡ小田原城下町音頭杯・小田原かまぼこ通りカップ

2021年2月26日(金)・2月27日(土)・2月28日(日)

決勝想定メンバー

「小田原城下町音頭杯・小田原かまぼこ通りカップ(FⅡ)」は2月26日から3日制で行なわれる。A級1・2班戦の決勝で人気になりそうなのは、予選から勝ち上がりを目指す新人2名。1人は小田原バンク初登場の貴志修己(和歌山・117期)で、もう1人は当地2回目の出走となる長田龍拳(静岡・117期)。近況の勢いでは前者が若干リードしている感があるが、ポテンシャルの高さなら後者が上と言える。両者をまとめて破るとすれば、初日特選組の中嶋宣成(長野・113期)―小林申太(茨城・101期)か。チャレンジ戦の優勝候補筆頭は水森湧太(東京・117期)。通算4度目の完全Vへ視界良好だ。

主力選手

戦国バンクを貴志が攻略

中嶋宣成(長野・113期)

 在校時の先行回数52は、黒沢征治(埼玉・113期)や松井宏佑(神奈川・113期)を抑え断トツの数字。デビュー後も積極的な走りを貫いている為、決まり手のほとんどが逃げだが、体型には似合わず回転系の選手。今月の立川(FⅠ)初日特選では、ジャン4角から逃げた関根健太郎(神奈川・100期)を、3角で飲み込み首位発進。準決勝は夏目新吾(静岡・103期)が赤板過ぎ先行も、3番手を取り切って捲り一閃。連日マークした選手を置き去りにして連勝。「しっかり組み立てられたし、車の出も良かったです」と振り返った。決勝は3番手外併走を選択も浮かされ7着に沈んだが、仕掛け所がハマればV戦線に名乗りを上げる。

貴志修己(和歌山・117期)

 前期は11開催チャレンジ戦を走って優勝2回。今期は宇都宮(FⅡ)で完全Vスタートを切ると、その後は勢いに乗り、岐阜(FⅡ)と小倉ミッドナイト(FⅡ)で連勝街道を突き進み特別昇班に成功。A級1・2班戦の初陣は今月の奈良(FⅡ)で、予選は赤板前から突っ張り先行。山崎光展(京都・93期)に差されはしたが、抜群のレース内容。準決勝は番手がドン競りになるも、ジャン過ぎに荒木貴大(埼玉・115期)を叩き切って、マークを死守した小笹隼人(奈良・105期)を振り切る。決勝は3番手回りだった小谷実(京都・93期)が2センター内を掬い優勝したが、谷本奨輝(富山・107期)の逃げを捲って2着確保。

長田龍拳(静岡・117期)

 競輪界初の早期卒業を果たした寺崎浩平(福井・117期)を除けば、ハイレベル期の在所1位に君臨した逸材。チャレンジ戦は4場所で特別昇班に成功も、ポテンシャルの高さを考えれば、その後の成績には少し物足りなさを感じるのが正直なところ。当地を走るのは昨年10月のモーニング(FⅡ)以来だが、その時の決勝は武田亮(東京・115期)や磯島康祐(青森・105期)を相手に、赤板前から突っ張り先行。番手を回った深澤伸介(静岡・76期)に僅か交わされたが、別線を完封したレース内容は光った。師匠はタイトルホルダーの渡邉晴智(静岡・73期)で、練習仲間には恵まれているだけに、そろそろ本領発揮といきたい。

A級3班戦チャレンジレース

水森湧太(東京・117期)

 行きっ振り抜群の積極型として、A級1・2班戦で活躍する同門の武田亮(東京・115期)は、同じ昭和第一学園高校の自転車部出身で同級生。しかし、本人に話を聞くと「先行や捲りに拘りは無いです」との事。昨年はホーム戦の立川(FⅡ)を完全Vで締め括ると、先月は3開催を走って一度も確定板を外しておらず、前橋ミッドナイト(FⅡ)では3連勝。優勝する事が出来なかった宇都宮(FⅡ)と平塚(FⅡ)も、勝ったのが同期の貴志修己(和歌山・117期)と仁藤秀(静岡・117期)だった事を考えれば、相手が悪かっただけで、動きそのものは決して悪くなかった。今シリーズもV争いを演じる1車である事は疑う余地無し。

藤野竜也(栃木・117期)

 昨年8月の和歌山(FⅡ)準決勝で押し上げられ、最終4コーナーで落車してしまうと、その後は長期戦線離脱。地元の宇都宮ミッドナイト(FⅡ)で復帰したが、6開催を走り終え思うような結果は残せていないのが現状。しかし、今回まで中5日の大垣ミッドナイト(FⅡ)予選は、赤板過ぎから突っ張り先行に出て、番手回りの鈴木龍之介(栃木・81期)に差されはしたが2着に粘ったし、最終日の選抜でも約2周を逃げて、そのまま押し切っており、徐々に調子は上向いている。名門・作新学院高校の自転車部出身だけに、きっかけさえ掴めば化ける可能性は十分。今節のメンバーなら久々に優出を果たして、初優勝を決めるチャンスも。

※この記事は2021年2月15日時点の内容となります。