FII万葉の湯カップ(FII)

2020年10月21日(水)・10月22日(木)・10月23日(金)

決勝想定メンバー

「万葉の湯カップ(FⅡ)」は10月21日から3日間の開催。1・2班戦は北日本勢が層の厚みでリード。三浦雄大(宮城・98期)、阿部拓真(宮城・107期)、高谷敏史(青森・91期)の初日特選シード組に加えて、予選から後藤悠(岩手・115期)も決勝へ勝ち上がれば、この中の誰かが優勝しそう。ホームバンクで迎え撃つのは小島歩(神奈川・97期)。南関の自力型が手薄の今シリーズは、目標に恵まれる可能性は低いが、何とか地元の牙城を護ってみせたい。チャレンジ戦は久々のレースとなる佐藤礼文(茨城・115期)の状態が鍵。宇佐見優介(福島・115期)や片桐善也(新潟・117期)に初Vのチャンスが到来する事も。

主力選手

戦力充実の北日本勢が席巻

三浦雄大(宮城・98期)

 追込型に転身後、抜群の成績を残しており、直近10場所はオール優参を果たし、優勝3回に準優勝2回。本人は「流れと展開だけ」と謙遜するが、好調なのは明らかだ。今回まで中5日の青森(FⅠ)では「間が空いたし、上積みはあると思うけど、レース勘がちょっと…。走ってみてですね」と言っていたが、準決勝は石井洋輝(福島・115期)を目標に、番手絶好の展開をモノにして1着。「金野さんは強いので、高谷さんとしっかり策を練ります」と語り、今回も同配分の高谷敏史(青森・91期)と共に、初日特選で3番手外併走から捲られた金野俊秋(千葉・92期)に決勝でのリベンジを狙ったが、主導権を握られ返り討ちに遭ってしまった。

牛山貴広(茨城・92期)

 日本選手権(GⅠ)で2回決勝に進出するなど、長い間、グレード戦線を主戦場にトップクラスで奮闘も、昨年6月の函館(GⅢ)最終日一般で勝利した後、長期間欠場。今期はA級へ降格する事になってしまったが、8月の京王閣(FⅡ)予選で復帰戦を迎えると、最終ホームで前団を叩いた幸田望夢(栃木・115期)にしっかり続き、ゴール前で追い込み首位発進を決めた。先月の西武園(FⅡ)ミッドナイト決勝は厳しい展開になったが、2センターで判断良く内を掬い、直線伸びてV奪取に成功。「完全に状態が戻るまでには時間がかかるけど、優勝出来てホッとしました」との事。中4日の四日市(FⅡ)でも、きっちり優参を果たした。

高谷敏史(青森・91期)

 デビュー後、2年弱でS級初優勝を達成するなど、徹底先行として活躍も大病を患い戦線離脱。今年6月の函館(FⅡ)ミッドナイト決勝では、磯島康祐(青森・105期)マークから2段駆けに持ち込んで久々のV。前々回の川崎(FⅠ)決勝はジャン過ぎ単騎で飛び出した中嶋宣成(長野・113期)を追いかけて、番手捲りで快勝も「調子はまだまだですね。優勝出来たのは展開が良かっただけ。状態は普通」と勝って兜の緒を絞めた。中5日の青森(FⅠ)決勝には「金野さんは強いが、地元なので負けないように頑張りたい。3着で勝ち上がれたツキを生かす」と語って臨んだが、最終ホームで金野俊秋(千葉・92期)に叩かれて3着。

A級3班戦チャレンジレース選手

宇佐見優介(福島・115期)

 高校野球の強豪・聖光学院(福島)出身で甲子園出場経験者。コンスタントに決勝へは進んでいるが、まだ初優勝には手が届いていない。今月初めの松阪(FⅡ)予選は、赤板過ぎに前団を押さえてペース駆けに持ち込み、そのまま逃げ切って首位スタート。準決勝はジャン4角からカマシを打った藤田周磨(埼玉・117期)―小川辰徳(埼玉・100期)を追いかける形で3着。決勝は小浦凪(岐阜・117期)の捲りを追ってゴール前で詰め寄るも、僅かに交わせず準V。今回まで中8日の西武園(FⅡ)準決勝では、正攻法から突っ張って逃げたが、上川直紀(栃木・117期)が3番手捲りで圧勝し、何とか3着確保も優参ならず。

片桐善也(新潟・117期)

 高校では全国高等学校総合体育大会のロードレースで優勝。大学では全日本大学対抗選手権自転車競技大会のポイントレースで3位に入るなど、長距離種目で活躍も、5月に広島(FⅡ)で、6月に伊東(FⅡ)で行なわれたルーキーシリーズでは1回も確定板に載れず、チャレンジ戦でも3開催続けて初日4着。4場所目の豊橋(FⅡ)ミッドナイト予選では最終バックで落車するなど、厳しい船出となったが、先月は連続優参を決めた。今回まで中15日の大宮(FⅡ)では、前受けから6番手に下げての捲りで初の予選1着。準決勝は果敢に逃げるも7着に沈んだが、もう少し組み立てが巧くなれば、そろそろ初優勝を飾れる可能性あり。

※この記事は2020年10月16日時点の内容となります。