プロサッカー選手から転身してきたゴールデンキャッパーで身体能力の高さは折り紙つきだったが短期間で素質が花開いた。師匠である高木隆弘の指導の下での厳しいトレーニングにも音を上げずに食らい付き、昨年9月向日町で記念初優勝、今年6月の高松宮記念杯では遂に競輪界の頂点に立った。”自分らしい競走で期待に応えていきたい”とGⅠ優勝を機に先行への思いはさらに強くなっていて、今や自力型王国となった南関勢にあっても常にラインの先頭で戦っていく決意を新たにした。もちろん、引き出し役に止まる立場ではなくなったし、自分の競走でVを狙う。パワーだけでなく、駆け方も絶妙で、出切れば敵の反撃を許さない。
